社会医療法人 三宝会 南港病院

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地域公開講座4月開催報告|「ユマニチュード」と退院支援で考える、これからの暮らし

  • ユマニチュード〜優しさを伝える技術〜
  • 地域にでていくケアをしよう
2026/04/21

2026年4月20日、南港病院にて地域公開講座を開催しました。

今回は、「ユマニチュード®:優しさを届けるケア技術と哲学」
「入院しても安心して地域に戻るために ~入院時から始まる退院支援~」
の2つをテーマに、地域の皆さまとともに“これからの暮らし”について考える時間となりました。

当日は、住之江区を中心とした地域の皆さまに加え、「ユマニチュードについて調べて興味を持った」と、豊中市からご参加くださった医療関係者の方もおられ、関心の高さがうかがえました。


優しさを伝えるケアを体験

前半は、認知症看護認定看護師であり看護部長の藤原香子より、ケアの哲学「ユマニチュード」についてお話ししました。

「見る・話す・触れる・立つ」という4つの柱を大切にし、「あなたは大切な存在です」というメッセージを伝えるケア技術です。

講座では、紙コップを使って“認知症の方の見え方”を体験していただきました。
参加者からは、
「思った以上に周りが見えにくい」
「少し気持ちが分かった気がする」
といった声が聞かれ、熱心に向き合ってくださる姿が印象的でした。

質疑応答では、
「車椅子の方に優しく触れたいが、背中に手が届きにくい場合はどうしたらいいですか?」
という具体的な質問もありました。

これに対し藤原部長は、
「背中でなくても、肩や腕を広い面積でゆっくり触れるだけでも、十分に優しさは伝わります」
と、日常に取り入れやすい実践的なアドバイスを伝えました。


入院した日から始まる“退院”の準備

後半は、入退院支援看護師の山中真理子より、地域へつなぐ退院支援についてお話ししました。

退院支援は単に「病院を出ること」を目的とするのではなく、入院したその日から始まります。医師・看護師・ソーシャルワーカー・リハビリ職など多職種が連携し、その方らしい生活を地域で継続できるよう支える取り組みです。

参加者からは、
「昔に比べて、入院中から相談できる体制が整ってきていると感じた」
という声もあり、医療が“治す”だけでなく、地域全体で“支える”方向へ進んでいることを実感する時間となりました。


元気な今だからこそ、話し合っておくこと

講座の最後には、「人生会議(ACP)」についても触れました。

もしもの時にどのような医療や生活を望むのか。元気なうちからご家族や支援者と話し合っておくことが、これからの安心につながります。

南港病院は、
「素晴らしい対応と優しさで しあわせの物語をつくろう」
という理念のもと、これからも地域の皆さまに寄り添う医療とケアを大切にしてまいります。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
また次回の講座でお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしております。



■ 次回の地域公開講座のご案内

次回は、4月20日(月)15時より開催予定です。

テーマ:
「入院しても安心して地域に戻るために」
~入院時から始まる退院支援の話~

退院支援看護師が、入院中から始まる支援の流れや、退院後の生活に向けた準備についてお話しします。

本講座は、参加費無料・事前申込み不要で、どなたでもご参加いただけます。
「少し話を聞いてみたい」という方も、どうぞお気軽にお越しください。


■ 開催概要

会場
中加賀屋3丁目「つるさんかめさんとみんなの家」1F
(大阪市住之江区中加賀屋3丁目1-21)

お問い合わせ
06-4702-8009(法人営業部)