
南港病院リハビリ科の実習生が、さざんか加賀屋協議会で開催されている「いきいき百歳体操」に参加させていただきました。
当日は、実習生が中心となり、地域の皆さまに向けた参加型講座を企画。テーマは「転倒予防」と「脳の活性化」です。
講座ではまず、高齢者の転倒の現状や背景についてお話ししました。
転倒というと「筋力低下」が原因と思われがちですが、実際には歩きながら考え事をしたり、周囲を気にしながら移動したりと、日常生活の中では“複数のことを同時に行う”場面が多くあります。
こうした「頭と体を同時に使う状態」は「二重課題(デュアルタスク)」と呼ばれ、加齢に伴い難しくなることで転倒につながる場合があると言われています。
そこで今回は、楽しみながら取り組める形で、頭と体を同時に使う運動を体験していただきました。
講座では、
・足踏みをしながら言葉を思い出す運動
・ステップ動作に合わせて発声を行うトレーニング
など、運動と認知課題を組み合わせた内容を実施しました。

これらは、体を動かしながら考えることで脳に刺激を与え、転倒予防や認知機能の維持にもつながるとされています。
また、指先を使った運動も取り入れました。
手や指は脳との関係が深く、「第2の脳」とも言われています。意識的に指先を動かすことで脳への刺激となり、活性化につながると考えられています。
講座の後には、参加者の皆さんと一緒に「いきいき百歳体操」に参加しました。
実習生にとっては初めての参加でしたが、
「若い自分たちでもきついと感じる動きがあった」
という驚きの声がある一方で、日頃から継続して参加されている地域の皆さんが無理なく体操を続けている姿に感心していました。
また、
「継続することで、年齢を重ねても元気に過ごせるという実感を持てた」
「本当に100歳まで元気に過ごせる体づくりにつながると感じた」
といった前向きな感想も聞かれました。
今回の参加を通して、実習生にとっては運動を継続することの大切さだけでなく、地域の中で人とつながりながら健康づくりに取り組む意義を学ぶ貴重な機会となりました。
南港病院では、今後も地域の皆さまとともに健康づくりに取り組みながら、安心して暮らし続けられるまちづくりに貢献してまいります。
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