5月19日(月)に開催された地域公開講座では、南港病院訪問看護ステーションの大矢根看護師を講師にお迎えし、「知って得する病気の豆知識」をテーマにお話しいただきました。
講座はクイズ形式で進行され、参加者の皆さんも積極的に解答。
出題されたテーマは以下のとおりです:
● 朝食を抜いた時の血糖値の変化
● 関節リウマチのこわばりが出やすい時間
● 薬を飲むときの水の適切な量
● 訪問看護を利用できる対象者について
特に最後の「訪問看護を利用できる対象者」に関する問題は、“ひっかけ問題”として参加者の注目を集めました。訪問看護は、赤ちゃんから高齢者まで年齢を問わず、疾病や障がいを抱えながらご家庭で療養されている方が対象です。さらに、ご本人だけでなくご家族のサポートも行います。利用には主治医による「訪問看護指示書」が必要です。
また、大矢根看護師は、東京で「みんなの訪問看護アワード ホープ賞」を受賞された際に紹介された、終末期を迎えたご夫婦の“最後のキッス”にまつわる心温まるエピソードも披露。会場は静かに感動に包まれました。
講座終了後には、参加者から病気や健康に関するさまざまな質問が寄せられ、関心の高さが伺えました。同席していた南大阪病院の看護実習生からは、
「地域の方々がとても熱心で、健康への意識の高さに驚きました。看護師をより身近に感じていただける貴重な場になったと思います」
との感想も。これに対して参加者からは「今日のことを忘れずに頑張って」と励ましの言葉や、「僕もお世話になるかも。よろしくね」といった温かい声がかけられ、会場全体に優しい空気が広がりました。
講座の後半では、藤原部長によるユマニチュード実演が行われました。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱について、具体的なケアの技法を参加者とともに学び、理解を深めました。
次回の地域公開講座は6月16日(月)15時開催予定。
テーマは
「香りで彩る暮らしのヒント」〜夏の暑さを爽やかなアロマで快適に〜
アロマの活用法(虫除け・リフレッシュなど)をご紹介します。
第2部は引き続き「ユマニチュード」の実演もございます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
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