
つらい胃痛や胸焼け、胃もたれ。
脂っこいものを食べた後なら原因が想像できるけれど、
はっきりした理由がないまま症状が続くと、不安になりますよね。
「これって何かの病気?」「放っておいて大丈夫?」
そんな方に向けて、胃痛・胸焼け・胃もたれの原因や考えられる病気について、やさしく解説します。

胃痛や胸焼け、胃もたれの原因にはさまざまなものがあります。
・ ストレス
・食生活の乱れ(脂っこい食事・暴飲暴食)
・睡眠不足
・加齢による消化機能の低下
こうした原因による症状は、
一時的に起こることが多いのが特徴です。
ただし、症状が長引く・繰り返す場合は、病気が関係している可能性もあります。

胃痛・胸焼け・胃もたれが続く場合、
次のような病気が隠れていることがあります。
・慢性胃炎
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
・逆流性食道炎
・ピロリ菌感染
特に、原因がはっきりしないまま症状が続く場合は「ピロリ菌感染」の可能性も考えられます。

ピロリ菌(正式には ヘリコバクター・ピロリ)は、
胃の中にすみつく細菌で、胃痛や胃もたれなどの原因になることがあります。
胃の中は強い酸があるため細菌は生きにくい環境ですが、
ピロリ菌はその中でも生き続け、
胃の粘膜に炎症を起こし、症状の原因になることがあります。
ピロリ菌による症状は、
急激ではなく、じわじわ続くのが特徴です。
そのため、
・胃痛や胃もたれが慢性的に続く
・胃の不調を繰り返す
・胃の粘膜が弱くなる
といった状態になることがあります。
さらに長い経過の中で、
胃潰瘍や、まれに胃がんにつながる可能性も知られています。
ただし、すぐに重い病気になるわけではありません。
「なんとなく続いている」段階での確認が大切です。

ピロリ菌は主に子どものころに感染すると考えられています。
・家族間での食器の共有
・口から口への感染
・衛生環境
現在は衛生環境の改善により感染する人は減ってきていますが、まだ注意が必要な菌とされています。

ピロリ菌は、次のような検査で調べることができます。
・呼気検査(息をはく検査)
・血液検査
・便検査
・胃カメラ検査
比較的負担の少ない検査もあり、症状に応じて選択されます。

ピロリ菌が見つかった場合は、
薬による除菌治療を行います。
・抗生物質+胃薬
・約1週間の服用
多くの場合、除菌が期待できます。
長引く胃痛や胸焼け、胃もたれは、
「よくある症状」として見過ごされがちです。
ですが、
・症状が続いている
・繰り返している
・原因がはっきりしない
このような場合は、
中には大きな病気が隠れていることもあるため、一度状態を確認しておくと安心につながることがあります。
南港病院では、
胃痛や胸焼けなどの消化器症状についてのご相談や、
ピロリ菌の検査・治療にも対応しています。
内視鏡検査の詳細ページはこちら
「検査が怖い」
そう感じる方も多いと思います。
南港病院では、
麻酔(鎮静剤)を使用した胃カメラ検査にも対応しています。
ウトウトと眠ったような状態で検査を受けることができるため、
苦痛を軽減しながら検査を行うことが可能です。
また、
鼻から行う胃カメラ(経鼻内視鏡)にも対応しており、
口からの検査に比べて「オエッ」となりにくいのが特徴です。
安心して検査を受けていただくために、いくつかご注意いただきたい点があります。
・検査当日は車・バイク・自転車の運転はできません
・検査後はしばらく院内で休んでいただきます
・体調や持病によっては使用できない場合があります
・検査前の飲食制限(絶食など)が必要です
詳細は事前にご説明いたしますので、ご不安な点はお気軽にご相談ください。
また、絶食でご来院いただいた場合は、当日の状況により胃カメラ検査が可能なこともあります。
「いきなり検査は不安」という方も、
まずは相談からでも大丈夫です。
住之江区・南港エリアで医療機関をお探しの方は、
お気軽にご相談ください。
TEL 06-6685-8804
(電話受付時間:平日13:00~17:00)
湯川知洋
南港病院 内科医
・日本内科学会 総合内科専門医・認定医
・日本消化器病学会 専門医/学会・支部評議員
・日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医/学術・支部評議員
・日本消化管学会 専門医・指導医
・日本化学療法学会 認定ICD
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