

今回の伝達講習では、日々のケアで行うオムツフィッティング、体位変換、車いす移乗について、ユマニチュードの考え方を取り入れながら、実技を中心に学びました。
ユマニチュードは、患者さん・利用者さんを一人の「人」として尊重し、「見る・話す・触れる・立つ」という4つの柱を大切にするケアの技法です。身体介助においても、単に身体を動かすのではなく、相手の安心や自立を支える視点が重要になります。

オムツフィッティングでは、実際に装着を体験し、シワやギャザーの位置が不快感や尿漏れにつながることを学びました。
「細かな調整が大切」「ギャザーの位置を意識したことがなかった」などの声もあり、排泄ケアでは、正しい装着方法だけでなく、利用者さんの快適さを考えた丁寧なケアが大切であることを再確認しました。

体位変換では、相手の動きや残存能力を活かしながら、安全に身体を動かす方法を実践しました。
車いすへの移乗では、身体の重心移動を活かし、無理に持ち上げない介助方法を体験しました。
また、介助を受ける側になることで、「急に動かされると不安」「しっかり支えてもらえると安心する」といった気づきも得られました。
身体介助を「する側」だけでなく「される側」の視点から考えることは、患者さん・利用者さんの安心感を高めるだけでなく、介助者の身体的負担の軽減にもつながります。

今回の研修では、身体介助の技術だけでなく、「介助される側の気持ちを知ること」の大切さも学びました。
オムツ交換、体位変換、車いす移乗など、日常的に行う身体介助だからこそ、一人ひとりを尊重し、安心してケアを受けていただくことが重要です。
4日間のユマニチュード研修で学んだ知識と技術を職員間で共有し、患者さん・利用者さんの尊厳を守り、安心につながるケアを実践していきます。
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