
2026年7月30日、住吉川東部会館で開催されている「ふれあい喫茶」にて、当院で地域研修を行っている竹村優作研修医による健康講座を開催しました。
今回のテーマは、「聞こえを守り、これからの毎日を豊かに ~難聴とその予防について~」。
会場には多くの地域住民の皆様にご参加いただき、加齢とともに気になり始める“聞こえ”について、熱心に耳を傾けていただきました。
講座では、耳鼻咽喉科についての紹介も行われました。
耳鼻咽喉科は、耳や鼻、のどの病気だけでなく、めまい、睡眠時無呼吸症候群、嚥下(飲み込み)の障害、甲状腺疾患など、脳と眼球を除く首から上の幅広い症状を診療する診療科です。
参加者の皆様からは、「耳だけを診る科だと思っていた」「こんなに幅広い病気を診ているとは知らなかった」といった声も聞かれ、耳鼻咽喉科への理解を深める機会となりました。

竹村医師は、日々の診療の中で感じる難聴の影響について、実際のエピソードを交えながら紹介しました。
「聞こえにくさ」があることで、何度も聞き返さなければならなかったり、医療者との意思疎通が難しくなったりする場面は少なくありません。
加齢性難聴は、高い音から聞き取りにくくなることが特徴です。単に音が聞こえにくくなるだけでなく、家族や友人との会話の機会が減少し、生活の質(QOL)の低下につながることがあります。
講座では、難聴を「年齢のせいだから」と放置することの危険性についても解説されました。
難聴は、
といったリスクにつながる可能性があります。
そのため、「聞こえにくい」と感じた時には早めに耳鼻咽喉科を受診し、必要に応じて補聴器などの適切な対策を検討することが大切です。
講座の後半では、日常生活の中で実践できる難聴予防について紹介されました。

イヤホンやヘッドホンの長時間使用を控え、騒音の大きい環境では耳を休ませましょう。
高血圧や糖尿病、喫煙は耳の血流にも影響します。生活習慣を整えることが聞こえの維持にもつながります。
耳かきを奥まで入れ過ぎると、耳を傷つける原因になります。気になる症状がある場合は耳鼻咽喉科へ相談しましょう。
「聞こえにくいかも」と感じたら放置せず、早めに検査を受けることが重要です。

講座終了後には、ご家族の難聴や耳鳴りに関する相談、補聴器についての質問などが次々と寄せられました。
地域の皆様がご自身やご家族の健康について真剣に考え、積極的に質問される姿が印象的でした。
「聞こえ」は、人とのつながりや安全な生活を支える大切な機能です。
南港病院では、今後も地域研修医とともに地域へ伺い、専門的な知識をわかりやすくお伝えする健康講座を継続してまいります。地域の皆様が住み慣れたまちで元気に暮らし続けられるよう、これからも健康づくりをサポートしてまいります。

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