社会医療法人 三宝会 南港病院

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乳がん検診について

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2022/07/29

当院では2021年より新しく「3Dマンモグラフィ(トモシンセシス・乳房X線検査)装置」を導入しています。

この装置は全世界50ヵ国で導入されており、海外のデータでは、3Dマンモグラフィを用いることで従来よりも「進行がんの発見率が41%増加した」と報告されています。


生涯に乳がんを患う日本人女性は、9人に1人(2018年現在)と増加傾向にあり、 30歳〜64歳の女性では乳がんが死亡原因のトップとなっています。 
欧米諸国では乳がん検診の受診率が70~80%と高く、乳がんの早期発見により死亡率が減っています。「がんの統計2017」によると、日本での検診受診率は41%であり、OECD(経済協力開発機構)加盟国30か国の中で最低レベルに位置します。

厚生労働省人口動態統計(2018年6月1日発表) がん検診受診率の国際比較・乳がん検診(50~69歳)
がん検診受診率の国際比較・乳がん検診(50~69歳)

乳がんは早期に発見し治療を施すことで、90%以上で治癒が期待できます。

40歳以上の人は2年に一度のマンモグラフィの受診が推奨されています。
マンモグラフィ検査は大阪市の乳がん検診券があれば1,500円、それがなくても保険診療所なら自己負担3割の人の料金は2,400円です。

 院長 三木 康彰 【日本乳癌学会 認定医】