
2026年7月24日、住之江区老人福祉センターで開催された講座「今日からできる認知症予防と優しさを届けるコミュニケーション ~足から始める健康維持~」において、南港病院の小澤副院長と認知症認定看護師の藤原部長が講師を務めました。
当日は厳しい暑さにもかかわらず、多くの地域の皆さまにご参加いただき、会場では熱心にメモを取りながら耳を傾ける姿が見られました。
第1部では、小澤副院長が「足から始める健康維持」をテーマに講演しました。
足は毎日の生活を支える大切な土台です。講演では、足の指や爪、皮膚の状態を日頃から観察することの大切さや、むくみや下肢静脈瘤など、足に現れる体の変化が健康状態を知る手がかりになることをお話ししました。
また、食事中に足裏をしっかり床につけることで姿勢が安定し、噛む力や飲み込む力を十分に発揮しやすくなることについても解説しました。
講演の最後には、自宅でも気軽に続けられる「かかとの上げ下げ運動」を参加者の皆さまと一緒に実践し、日常生活に取り入れやすい運動をご紹介しました。

第2部では、藤原部長が「認知症予防と優しさを届けるコミュニケーション」をテーマにお話ししました。
認知症予防には、適度な運動やバランスの良い食生活、人とのつながりを持ち続けることが大切です。講演では、動脈硬化のセルフチェックや認知症予防体操、身体を使った認知機能チェックなどを交えながら、楽しみながら取り組める予防方法をご紹介しました。
さらに、南港病院で実践している「ユマニチュード」についても紹介しました。ユマニチュードは、「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの柱を大切にし、認知症の方を一人の人として尊重しながら安心感を届けるケアの考え方です。
参加者の皆さまにも、認知症を正しく理解し、日常の中で相手に寄り添うコミュニケーションについて考えていただく機会となりました。

今回の講座を通して、地域の皆さまの健康への関心の高さを改めて感じるとともに、健康づくりや認知症予防について一緒に学ぶ貴重な時間となりました。
南港病院では、地域公開講座や健康教室などを通して、地域の皆さまが住み慣れた地域で健康に暮らし続けられるよう支援を行っています。
これからも医療・介護の専門職として地域に寄り添い、健康づくりや認知症への理解を深める活動を続けてまいります。
BACK NUMBER