

南港病院では1月、地域の皆さまを対象に「地域公開講座」を開催しました。
今回は2部構成で、認知症ケア・ユマニチュードと骨密度検査(DEXA)について、それぞれ専門職よりお話をさせていただきました。

講師:藤原香子(認知症ケア・ユマニチュード推進部長)
第1部では、藤原部長よりユマニチュードの基本となる
① 出会いの準備
② ケアの準備
③ 知覚の連結
④ 感情の固定
⑤ 再開の約束
という「心をつかむ5つのステップ」について、日常の場面を想定しながら解説しました。
特に、③「知覚の連結」では、マルチモーダル・コミュニケーションとして、
・見ながら話す
・話しながら触れる
・見ながら触れる
・見ながら、話しかけながら、触れる
など、複数の感覚に調和的に働きかける関わり方の重要性について説明がありました。
相手に安心感を伝えるための具体的な工夫として、多くの参加者が熱心に聞き入っていました。
講座後には、毎回参加されているAさんから実体験が寄せられました。
道で転んだ方を介助した際、ユマニチュードの「見る・話す・触れる・立つ」という関わり方がふっと頭に浮かび、いきなり後ろから抱え上げるのではなく、まずしゃがんで目線を合わせて声をかけることができたそうです。
Aさんは、「講座を聴いていたから、とっさに実践できました」と話してくださいり、嬉しくなりました。

講師:柳田大毅(南港病院 放射線技師)
第2部では、柳田放射線技師より骨密度を測定するDEXA(デキサ)検査について説明しました。
骨粗しょう症は自覚症状が出にくく、気づかないうちに骨が弱くなることで、
背骨・股関節・手首など、日常生活に大きく影響する部位の骨折につながる可能性があることが紹介されました。
DEXA検査は、
・専用のベッドに横になるだけ
・検査時間は約5分
・痛みがなく、放射線量も少ない

といった特徴があり、骨密度の状態をYAM値で確認できる検査です。
柳田放射線技師からは「骨折してから気づくのではなく、骨折する前に自分の状態を知ることが大切です」と、検査の意義について説明がありました。
参加者からは「骨粗しょう症は特別な人だけの病気ではないと分かりました」 「一度検査について相談してみようと思います」など、理解が深まった様子がうかがえる感想も聞かれました。
2月16日(月)15:00〜
テーマ:「認知症の方とのより良いコミュニケーション」
日常生活で活かせる関わり方について、わかりやすくお伝えします。
どなたでも無料でご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
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