

2月5日、住吉川西部会館で行われている地域活動「楽楽クラブ」に、南港病院の作業療法士が実習生を引率し、実習の一環として参加させていただきました。
楽楽クラブは、地域の皆さまが主体となり、「認トレ」など認知症予防を目的に継続されている活動です。今回はその大切な場に、学びの機会として関わらせていただきました。

今回実習を担当した作業療法士は、5年前、楽楽クラブ発足時に実習生として参加した経験があります。当時は学ぶ立場だった作業療法士が、今回は実習生を連れて同じ場所に立つこととなり、時の流れと地域とのつながりを改めて感じる機会となりました。
実習では、運動と認知課題を組み合わせた「コグニサイズ」を、参加者の皆さまと一緒に実施しました。椅子を輪になって並べると、「5年前もこれをしたね」と当時を思い出される方の声も聞かれました。
手・足・頭を同時に使うコグニサイズでは、普段は物知りで場をまとめておられる会長の皆さまが思わず間違えてしまう場面もあり、そのたびに会場には笑い声が広がりました。
「間違えても大丈夫」「みんなでやるから楽しい」――
そんな温かな雰囲気の中、参加者同士が自然と笑い合い、会場全体が一体感に包まれる、楽楽クラブらしい時間となりました。
また、実習生は嚥下機能低下予防を目的とした早口言葉にも取り組ませていただき、参加者の皆さまと声を出しながら、口腔機能の維持・向上を意識した活動も行いました。
最後に作業療法士から、転倒による骨折リスクについて、日常生活と結びつけながらお話ししました。加齢に伴う筋力やバランス能力の低下が転倒につながりやすいこと、そしてそれを防ぐには日々のストレッチや筋力トレーニングを無理なく継続することが大切である点を共有しました。

参加した実習生からは、次のような感想が聞かれました。
「病院の中だけではなく、地域の方と直接関わらせていただくことで、作業療法士が生活の場を支える専門職であることを実感しました。」
「皆さんがとても温かく迎えてくださり、一緒に笑いながら活動できたことが印象に残っています。」
今回の実習は、実習生にとって地域を学ぶ貴重な機会であるとともに、楽楽クラブの皆さまの長年の活動に触れさせていただく、大切な学びの場となりました。
南港病院では今後も、地域の活動に学ばせていただきながら、地域に根ざした医療・リハビリテーションの実践と人材育成に取り組んでまいります。
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