
11月17日、南港病院では地域の皆さまを対象に「地域公開講座」を開催しました。
今回は 認知症ケアのユマニチュード と、日常生活で多くの方が悩む 腰痛・肩こりの予防とセルフケア をテーマに、2部構成で実施しました。
会場には繰り返し参加される方も多く、終始あたたかい雰囲気に包まれました。

第1部では、認知症ケア ユマニチュード推進部門の藤原香子部長が登壇。
ユマニチュードの基本である
参加者の皆さまは時折うなずきながら、熱心に耳を傾けておられました。
学びが深まるごとに、会場全体が柔らかい雰囲気に変わっていく様子が印象的で、ユマニチュードが持つ「人に寄り添う力」を改めて感じていただけた内容となりました。

第2部では、理学療法士の中村係長より 腰痛・肩こりが起こりやすい理由と予防法 を解説。
長時間同じ姿勢で過ごすことや、運動不足は痛みの原因になりやすく、日常の中でできる予防行動が重要であるとお伝えしました。

肘の上がる高さを確認し、自分の肩こりの状態を把握。
さらに、頭の重さと同じ約6kgの重りを持つ体験では
「こんなに重いの!?」
と驚きの声が上がりました。
毎日この重さを首・肩が支えていることを実感し、姿勢の大切さを学ぶきっかけになりました。
講座では、参加者全員でストレッチを実践しました。

「痛みは予防できる」「今日からできることを少しずつ続ける」
という意識を皆さまと共有する、美しく前向きな時間となりました。
次回は 12月15日(月)15:00〜
寒い季節に特に注意が必要なヒートショックについて、予防のポイントをわかりやすく解説します。
どなたでも無料でご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
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