
南港病院では12月、地域の皆さまを対象に「地域公開講座」を開催しました。
今回は、認知症ケアのユマニチュードと、冬に特に注意が必要なヒートショック・脳卒中の予防をテーマに、2部構成で実施しました。

第1部では、認知症ケア ユマニチュード推進部門の藤原香子部長が登壇しました。
今回は、福岡市におけるユマニチュードの取り組みについて、阿川佐和子さんが紹介する動画を通して学びました。
動画では、当初は落ち着かない様子だった認知症の方が、ユマニチュードの技法を通じて徐々に穏やかになり、ご家族とともに笑顔で過ごされる様子が紹介され、会場は静かに見入る雰囲気に包まれました。
について、日常生活の中で実践しやすい具体例を交えながら解説しました。
今回は、ご家族の介護をされている方だけでなく、子ども向け事業所を運営されている方など、「人と関わるすべての場面で活かしたい」という幅広い関心をもつ参加者が集まりました。
また、参加されたご家族からは 「正面から目線を合わせて声をかけるようにしたところ、これまでとは反応が違って驚きました」 「手の握り方を変えただけで、自然に握り返してくれました」 といった実践後の気づきも共有され、ユマニチュードの考え方が日常に生きるケアであることを実感する時間となりました。

第2部では、脳卒中リハビリテーション認定看護師である南港病院 木部看護部長が、「冬のヒートショックと脳卒中」をテーマに講演しました。
講座では、
について、わかりやすく解説しました。

さらに、冬場に多いヒートショックを防ぐための具体的な工夫や、
など、すぐに役立つ実践的な情報も紹介されました。
講座終了後も、参加者同士で活発な意見交換が続き、関心の高さがうかがえました。
1月19日(月)15:00〜
放射線技師による
「DEXAでわかる骨の現在地」 をテーマに開催予定です。
骨密度検査(DEXA)を通して、骨折リスクを知り、将来に向けた予防につなげる内容となっています。
どなたでも無料でご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
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