7月12日(土)、加賀屋の森デイルームにて「第2回クッキングサロン」を開催しました。3月に開催した前回と同じく20名程度の方々にご参加いただきましたが、今回は新たに地域にお住まいの男性も2名参加されました。
グループホームの入居者様は、プレサロンも含めると3回目の参加となり、雰囲気にも慣れて今回の参加を楽しみにされていたようです。地域包括支援センターの男性スタッフさんも徐々に上達の兆しが見えてきました。
今回のメニューは、「災害時に役立つ」「時短調理」「光熱費の節約」などのポイントも織り込んでみました。
●梅しらすのさっぱり冷製パスタ ※水戻しパスタを使用
●和風きのこ醤油バターパスタ ※水戻しパスタを使用
●揚げなす風 ※電子レンジを活用
●トマトとチーズのカプレーゼ風 ※バジルの代わりに入手しやすい青じそを使用
●じゃばら胡瓜 ※ポリ袋を活用
●わかめの茎入りスープ ※市販品を活用
●キウイ
調理前に「皆さんの感性で自由にアレンジしてください」とお声がけすると、各グループで切り方や味付けなどの工夫が見受けられました。
飛び入り参加された特別養護老人ホームの入所者様も大根おろしを「しんどいなぁ」と言いながらも最後までやり遂げ、盛り付けなども手伝ってくださいました。この方は認知症で普普段はほとんど会話をされないそうですが、サロン終了後に「皆と一緒に料理を作ることができて楽しかった。味も最高!」としっかりとした言葉で話され、スタッフは驚きと感動に包まれました。
クッキングサロンでは、料理を楽しむコツとして以下のポイントを紹介しました。
●自分らしさを大切に:料理はアートです。レシピに縛られず、自分の感性を信じて自由にアレンジしてみましょう。
●五感をフル活用:料理は視覚だけでなく、香りや音、食材の手触りなど、嗅覚・味覚・触覚・聴覚を存分に活用しましょう。
●失敗を恐れない:新たな発見を楽しむ気持ちでチャレンジしましょう。
今回ご参加くださった皆さんがイキイキとした表情でお料理を楽しまれていた姿がとても印象的でした。
これまでご参加くださった方のなかには、加齢と共にキッチンでの作業を諦めていたけれど、クッキングサロンで自信を取り戻されたという方もいらっしゃいます。
料理には、人と人とをつなぐ魔法のような力があると思います。
今後もクッキングサロンを定期的に開催し、料理を通じて誰もが気軽に集える「居場所」として定着するよう、企画・運営に努めていきます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。男性の方のご参加も大歓迎です!!
次回は10月11日に実施する予定です。皆さんに喜んでいただけるよう、見た目もきれいで、お家でも作りやすい秋のメニューを考案中です。詳細は追ってお知らせします。
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