「職員紹介」 特別養護老人ホーム 加賀屋の森 介護士:Part.2

2024年2月27日

介護士
桂 菜摘、前間 未来、土岐 翔、米山 景翔、池田 亜樹

加賀屋の森を、
みんなの笑顔あふれる森にしたい。

左より)池田 亜樹、土岐 翔、桂 菜摘、前間 未来、米山 景翔

ペット担当の5 名は皆、加賀屋の森で介護士の仕事をはじめました。ここからは、入居者様と接する際にどんなことを考えているのか、心がけていることは、などを聞いてみました。また、やりがいを感じるのはどんな時、介護の魅力など、一人ひとりが日々感じている想いをリアルに話してくれました。

★介護のやりがいを感じるのはどんな時ですか?

前間 未来 最初の頃は、介護の仕事ってしんどいと思うことがありました。でも、入居様と会話やコミュニケーションを重ねることで、「ありがとう」とか「あなたがいてくれて良かった」と言ってもらえるようになりました。「ありがとう」という言葉は、ふだんの生活であまり言われたことがなかったのでうれしかったです。今ではこの仕事をやってきてほんとうに良かったなと思います。

米山 景翔 私はショートステイを担当しています。入居者様が自宅に戻られる時「楽しかった、ありがとう」「また来たいわ」と言ってくださった時は、うれしいですね。それと加賀屋の森の魅力はやっぱりコンパニオンアニマルがいるところ。動物たちと暮らせる施設なんて他にはありませんから。ここに来て良かったといつも思います。1 日ペットの世話をするペット担当の日というのがあって、この日は特に出勤するのが待ち遠しくなりますね。いつもよりたくさんペットと一緒に過ごせるので最高です(笑)。

桂 菜摘 最近来られた入居者様に「ここの職員さんは良くしてくれるので助かります」と言われました。こんな声をかけていただくと、働いてきて良かった、と思いますね。コンパニオンアニマルという取り組みは、私にとって大きな魅力。ペットたちのおかげで私たち職員も癒やされています。ちょっと疲れた時に「いおり」や猫ちゃんたちの顔を見に行くと疲れが取れるんです。加賀屋の森に来て4 年9 か月になります。「いおり」がいる間は、私もここで働きたい。そのくらい「いおり」は私にたくさんのことを経験させてくれたから。ペット以上の愛すべき存在ですね。毎日1 時間以上かけて通勤しています。ただ働くだけだったら、近くに勤め先を変えていたかもしれません。「いおり」と一緒に行う介護に、私はいちばんのやりがいと魅力を抱いています。

池田 亜樹 最近あったことですが、ある入居者様が便秘で困っていました。そこで外に散歩に行くことを提案し、帰ってきてからはお腹を撫でて軽い運動を行ってみました。私はアロマトリートメントができるので、精油を使って心と身体をリフレッシュ。そうしたら翌朝笑顔でやって来て「すっきりしました」と嬉しい言葉をいただきました。お礼を言われるとうれしいですし、それを生みだすアロマやペットといった独自の取り組みを経験できることが、加賀屋の森で働くことの素晴らしさではないでしょうか。

土岐 翔 介護という仕事は、やることが多い。なんの予備知識もなく介護職に就いたので、はじめの頃は時間内に仕事を終わらせることができませんでした。そんな時、先輩からできない自分のことでなく相手である入居者様のことを第一に考えるよう言われました。その一言を機に、一つひとつの業務を丁寧に時間内にできるようになりました。このように先輩にはよく助けていただきました。仕事が思うようにできなくて先輩の前で泣いたこともありました。親身になってアドバイスしてくれたり、疲れているにも関わらずわざわざ休時間を作って話しを聞いてくれたり…すごくありがたかったです。働く人を大切にしてくれる環境が、ここにはあると思います。

ーー介護士としてのやりがい、そして加賀屋の森の魅力を話してもらいました。それぞれにその人ならではの働くことの「良さ」があるようです。この多才さが加賀屋の森の独自性であり、強みである。そんな確信を持ちました。

★介護士として、どんな夢を持っていますか?
また、入職を考えている方にメッセージをお願いします。

池田 亜樹 これまで以上にしっかりと入居者様と向き合っていけたらと考えています。ペット担当の日は、ペットと共に利用者様のために有効活用して、施設内の雰囲気を明るく盛り上げていきたいです。加賀屋の森には、ゆったりとした空気が流れています。働きやすい環境があると思います。

前間 未来 コンパニオンアニマルの取り組みをはじめ、いろんなことにチャレンジしていきたいと思っています。新しいチャレンジの中心になるのは、ユマニチュードをさらに学ぶことです。私は人に気持ちを伝えること、コミュニケーションが苦手なので、それを克服する意味でもやさしさを伝えることで幸福と安全をもたらすといわれるケア技法「ユマニチュード」にもっとトライしてみようと考えています。

米山 景翔 介護の技術とスピードを上げていきたいです。効率よく介護ができれば、それだけ入居者様のためになると思うので。僕もコミュニケーションが得意ではないので、あまり話しかけられず困っていました。ユマニチュードを学んでいくうちに、一方的にこちらが話しかけるのではなく、趣味のことやペットとかをきっかけに話していくと拒否されることもなくなり、スムーズに会話が運べるようになりました。効率的な介護を身につけるために、私もユマニチュードにこれまで以上に取り組んでみたいと思っています。

土岐 翔 先輩を見ていると、みんな入居者様のことを第一に考えています。でも、私はまだ日々の仕事でいっぱいいっぱい。早く細かいところまで気を配って働けるようになりたいです。なぜ、そう思うかというと、以前に先輩が話してくれたことが忘れれられないから。「介護の仕事ってこなすだけでも続けようと思えば、続けられる仕事。でも、それって本気で介護が好きでやっている人や、入居者様のことを考えている人に対して失礼だ」と。私も本気の人に失礼にならないような働き方をしていきたい。一日も早く「入居者様を余裕をもって見ていられる力」を身につけることが、いまの私の夢です。

桂 菜摘 加賀屋の森では、介護士の資格のひとつである「初任者研修」を取得するための講座を開設しています。職員は無料で受講料が免除され、働きながら無料で資格が取れるのです。私はこの制度を利用して初任者研修を取りました。今年中には、その上の「実務者研修」を受け、ゆくゆくは国家資格の「介護福祉士」に合格し、介護士としてスキルアップすることを目指しています。その中で「いおり」と過ごす時間を大切にしていきたいと考えています。私も介護未経験で入職しました。職員の皆さんが本当に一から丁寧に教えてくださるので、何の心配もいりません。「介護初任者研修」のような働く人の将来をサポートするシステムも充実しています。

ーー加賀屋の森のペット担当のインタビュー、いかがでしたでしょう。さらに、その先を目指す前向きな姿勢がみんなから感じられました。それらは先輩職員のアドバイス、働きがいを高める環境・システムがあったから生まれたもの。職員の笑顔は入居者様につながります。そんな“笑顔の連鎖” が加賀屋の森の原動力なのかもしれません。




一覧へ戻る