「職員紹介」 放射線科 診療放射線技師

2024年2月14日

検診マンモグラフィ撮影A 認定診療放射線技師
篠原 真由美

働くひとの向上心を
育んでくれる「幸せ」が、ここにはあります。

★放射線技師になろうと思ったきっかけは?
また、南港病院に入職した理由を教えてください。

母が病院にかかっているとき、日頃から手に職をつけたい、誰かの役に立ちたいと言っていた私に、病院には看護師さんの他にもこんな仕事があるよと教えてくれたのが放射線技師でした。放射線技師になろうと思ったのは手に職=技術が身につく、お役に立ちたいという想いもかなえられる、医療現場で患者様の健康をサポートする重要な仕事だと思ったこからです。生きている意味も見つけられるように感じました。まだ女性技師は少なく、これから需要が増えるというのも魅力でした。
南港病院に入職したいと思ったのは、他の病院では出会えないような理事長の先進的な考えに感動したためです。地域密着型の医療体制やそのためのチームの協力体制にも魅力を感じました。理事長とお話して、ここなら今まで経験したことのない新しい取り組みにチャレンジでき、成長もできる。患者様にとってもより良いケアを提供できると確信しました。


★患者様と接する際に、心がけていることは?

病院に来られる人は、痛みを抱えていることがほどんどです。お年寄りも多い。それだけに、コミュニケーションが重要になってくると思っています。以前にこんなことがありました。何をされるのか不安だったらしくCT の検査を拒む患者様がいらっしゃいました。そこで南港病院が取り組んでいるケア技術「ユマニチュード」を学び、実施経験を積むことで毎回とまではいきませんが、落ち着いて受けてくださるようになりました。その学びの中でお年寄りだからといって赤ちゃん言葉、幼児語を使わないよう気をつけるようになりました。すべての患者様に丁寧な言葉づかいをするように心がけています。ユマニチュードは、放射線技師にとっても患者様の不安をやわらげ、笑顔を生む大切な取り組みだと思っています。

南港病院は、日本乳がん検診制度管理中央機構が定める検診マンモグラフィ認定施設です。乳がん検診は、とてもセンシティブな検査です。女性技師としてプライバシーを尊重し、できるだけスムーズな検査とリラックスを第一に、細やかな配慮を心がけ、安心して受検できるよう務めています。そして、もっと多くの方が気軽に乳がん検診に訪れるようにしていきたいです。


★やりがいを感じるのは、どんな時でしょう?

放射線技師の役割は「わからないことをわかるようにすること」でもあります。なにかわからないけど痛い。そんな不安を抱いて患者様は病院にやって来ます。それだけにレントゲンを撮り、病気や痛みの原因がわかる画像が得られた時はうれしいですね。患者様のお役に立てたような気がします。また、私たち技師が画像から知り得た情報をお伝えすることはありませんが、レントゲンを撮ることで治療へと進む心構えができるのか、すっきりとした顔つきに変わることがあります。安心した表情を見せてくれることもあります。そんな変化の瞬間に出会った時、いちばんの充実感を感じます。やりがいを覚える瞬間でもあります。もちろんCT を撮っても原因がわからないこともあります。ときに深刻な病気が見つかることも。そんな時でも表情を変えずに、常に冷静に患者様と向き合うことが私たち診療放射線技の使命だと考えています。


★南港病院に入って良かったと思うことは?

技師長をはじめ働く環境に恵まれていると感じています。南港病院に入職した当時、私はちょうど子育ての最中でした。当直を免除してくれるなど、ワークライフバランスが取れるよう図ってくださいました。無理難題を言われたことなんて、一度もなかったです。見えないところで上司が“盾” となり、スタッフを自由に動かせてくれる。そんな毎日を過ごすことで、仕事に対する取り組み方を学んだように思います。プライベートも仕事もどちらも大切にできる環境をつくる。同僚のみんなが生き生きと向上心を持って働く背景には、こんな幸せな環境があったからだと思っています。私も年下の人たちと接する際のお手本にしたいですね。


★診療放射線技師としてこれからの夢は?

放射線科の仕事は、診断や治療に欠かせないものです。患者様の病気の早期発見や適切な治療をサポートすることが、私たちに課せられた役割だと思います。医師の求める画像を常に提供すること。病院に来られる患者様が動けない方であっても、求められる情報のある画像を撮ることを目指しています。そのために、常に新しい医療技術の変化に目を向け、知識とスキルの向上を図っていきたいです。終わりのない目標かもしれませんが、それが最良の医療を提供することにつながり、患者様のためになるのだと信じています。あわせてユマニチュードの技術を高め、患者様とのコミュニケーションも大切にしていきたいです。


★南港病院へ入職を考えている方にアドバイスをお願いします。

南港病院放射線科へ入職を考えている皆さまへ。この仕事はやりがいと責任が同居するものですが、患者様に寄り添いながら成長できる素晴らしい職場だと思っています。私は現在、入職6 年になりますが、成長してきたことを実感しています。南港病院は地域密着型の病院であり、救急患者の対応も行っています。仕事の幅が広いため、さまざまな患者様から適切な画像を得る対応力が上がってきました。働きやすい環境も自慢です。未経験の新卒の方でも大丈夫。一緒に医療の一翼を担いましょう!




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