「職員紹介」 訪問看護ステーション 管理者

2023年9月29日

訪問看護ステーション
管理者 村上 かおり

利用者様の「願いをかなえたい」。
その想いからはじまり、
その想いから進化を続けます。

★南港病院は「訪問看護」にチカラを入れています。
最前線の責任者として何を思いますか?

 

団塊の世代約800万人が75歳以上になる2025年問題を前に、
南港病院は入院したばかりの急性期から回復期、在宅生活まで継ぎ目なく利用者様を支援する「シームレスケア」を進めています。

近々、在宅療養センターの創設も予定されていると聞いています。
4人に1人が高齢 者という空前の超高齢化社会の到来と同時に、介護が必要な人も増大。
在宅の療養者が今後、 すごいペースで増えていくことが予想されます。
これからは「在宅療養の充実が地域の人を支 える」時代になると思っています。その中核を担うのが訪問看護になるでしょう。

南港病院がずっと大切にしてきた「地域に出ていくケアをしよう」「地域とひとつになる」をもう一度胸に刻み、
チカラを蓄え、来たるべき超高齢化社会に臨みます。

 

★10月から24時間365日の対応がスタート。
このサービスにおける南港病院の強みとは?

 

在宅療養者の中には、毎日訪問する必要のある方もいらっしゃいます。
利用者様も、ご家族も、いつ体調が悪くなるかもしれないという不安と緊張感を常に抱えて生活されています。
そんな 姿を見て、24時間365日対応にチャレンジしようと思いました。
スタッフの負担が増すことはわかっていました。
でも、みんな「やりましょう!」とすぐに賛 成してくれた。
ありがたかったですね。

そして、この『人材』こそが、他にはない南港病院がもつ強みだと確信しました。私は1年前に管理者になったのですが、なりたての頃は廊下で同 僚とすれ違うたびに「困っていることはない?」と声をかけていただきました。

看護の現場でもわからないこと、困ったことがあれば、医師をはじめ院内のスペシャリストがすぐにサポー ト・解決してくれます。

感染対策や認知症をはじめさまざまな分野のプロ、チカラのある『人 材』がいつもバックに付いているから、私たちスタッフも自信を持って利用者様と向き合うこ とができるのです。

 

★看護する際に、大切にしていることは何ですか?

 

病棟勤務をしている時、入院患者さんにアンケートをお願いしたことがあるんです。6割の方 が住み慣れた自宅で最期を迎えたい、と答えてくれました。
でも、実現できるのは15%の方だけ。

「希望される方を私たちがサポートし、その願いをかなえてあげたい」。
アンケート結果を 見た時に生まれた、この想いが私の原動力となっています。
そして、利用者様の願いをかなえるための第一歩が笑顔で接することだと思っています。
笑顔はマスク越しであっても必ず相手に伝わり、心を開いてくれるようになります。

「笑顔は信頼関係につながる」。
訪問看護は利用者様の家に入って行くことなので、
信頼関係を築くことはとても重要。
訪問看護ステーションのスタッフとも南港病院の理念“笑顔ですばらしい対応とやさしさ”を実践していこうと話し ています。

 

★やりがいを感じるのは、どんな時ですか?

 

利用者様の願いをかなえられた時、感謝された時はやっぱりうれしいですね。
事前に書かれていたのでしょう、亡くなった方からお礼の手紙が届いたこともあります。

冷えた手をさすって 温めてもらったこともあります。
ケアに行って、こちらがケアされる。
与えるだけじゃなく、与えられている。
そう感じることはこれまでたくさんありました。

訪問看護は、利用者様と密接に関わることで視野が広がり、
人としての成長が得られる仕事だと思います。
24時間サービスの打診があった時、日曜日や夜中に出て行くこともあるから一緒にいられる時間が少なくなるかも、と家族に相談してみました。

うちは子供が3人いるのですが、みんなが「お母さん、仕事の時はいつも楽しそう。
仕事が好きなんだろ。ボクたちは大丈夫だから」と応援してくれました。
一度訪問看護の世界を知ったら、もうやめられないですよ。
それほど大きなやりがいや魅力があります。

 

★南港病院の訪問看護は「地域No.1」を目指しています。
そのために必要なことは何でしょう?

訪問看護ステーションの目標は、一致団結し利用者様の願いをかなえていくこと。
だから、利用者様にとってのNo.1でありたい。
この訪問看護ステーションに頼めば望みをかなえてくれる、
そんな期待感でいちばんになりたいと考えています。

そのために必要なのは、南港病院の多彩な職種の方と1つのチームになって、
利用者様を多角的にサポートすること。
その起点となるのは、利用者様のいちばん近くにいる看護師です。

私たちのちょっとした気づきを、南港病院の多彩な人材と共有することで、
他にはない独自のサービスへと昇華する。
No.1への道は、ここにあると思っています。

 

★訪問看護ステーションとして
チャレンジしたいことはありますか?

10月から24時間365日対応サービスが始まって、
1つステージがアップし病気だけなく精神面でも利用者様をサポートできるようになりました。
不安を感じたらいつでも電話してください、
そんな繊細なケアも可能になりました。

さらに、今後やっていきたいこととして「プライベート看護」を提案したいです。
これは、最期に西成のホルモンを食べに行きたいが痛みが強くなったらと思うと不安、山の上にあるお墓まで一緒について行ってほしい…など、利用者様との間に、無理だと思ってきたことでも相談できる打ち解けた関係を築いていくということ。

「諦めよう」を「頼んでみよう」に変えていきたい。
訪問看護の新しい分野を開拓していくことを考えています。

ただ、そのためにはスタッフがもっと必要。
今、訪問看護師は全看護師の5%。
訪問看護の魅力をアピールし、仲間を増やしていきたいです。






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