「職員紹介」児童発達支援管理責任者・精神保健福祉士

2025年11月4日

ステップ御崎 管理者 兼 児童発達支援管理責任者 徳田 宣幸 (とくだ・よしゆき)

ステップ御崎 精神保健福祉士 松岡 由樹 (まつおか・ゆき)

南港病院グループの子ども事業部が運営する「ステップ御崎」は、2歳児から小学校1年生の子どもたちを対象とした児童発達支援サービスです。

当事業所では児童福祉関連の資格を有すスタッフらが専門職の観点から、子どもたち一人ひとりに適した療育にあたっています。

現場で子どもたちの「できた!」を共有できる楽しさを実感

(左から)管理者・徳田宣幸 (右)精神保健福祉士・松岡由樹

★ステップ御崎に入職したきっかけについてお聞かせください

徳田 宣幸 大学の教育学部を卒業後、郵便局での勤務を経て、約10年前から放課後等デイサービスの業務に従事していました。

大阪市住之江区で生まれ育った私は、以前から「自分が住んでいるまちに貢献したい」という思いがあり、2024年2月に南港病院グループの当事業所に入職。大学生のときに「教育とは子どもの幸福のためにある」という恩師の言葉が胸に刺さった経験から、当法人の理念である「素晴らしい対応と優しさでしあわせの物語をつくろう」にも感銘を受けました。

松岡 由樹 大学では心理学を専攻していました。もともと子どもが好きだったことから児童心理学や精神障がいの分野に関心を持つようになり、在学中には認定こども園でのアルバイトも経験しました。

大学生のときはコロナ禍で人とのかかわりが希薄な時期でしたが、認定こども園でのアルバイトで子どもたちと接する経験を持てたことから卒業後は児童福祉に関する仕事に就きたいという気持ちが芽生え、2023年7月に新卒で当事業所に入職しました。

★現在携わっている業務で心がけていることは何ですか?

徳田 宣幸 当事業所では管理者と児童発達支援管理責任者(以下、児発管)を兼務しています。児発管としては、主に子どもの成長や発達の度合いに応じて保護者と連携しながら療育・支援を推進するための支援企画書の作成などに携わっています。

子どもたち一人ひとりに適した支援を実施していくにあたり、保育士や言語聴覚士ら専門職と連携を図りながら、きちんとした裏付けのある支援の内容を検討することが大切だと考えています。

松岡 由樹 子どもたち一人ひとりの「興味のあること」を知るように心がけています。たとえば、遊びの傾向や持ち物などを観察することで、その子のやりたいことや好きなキャラクターなどが見えてきます。

こうしたことがきっかけとなって子どもたちとの距離が縮まることもあります。子どもたちが私の名前を覚えてくれたときは、受け入れてもらえたと実感できます。

利用児一人ひとりに適した支援企画書を作成

季節のイベントの準備も大切な業務の一つ

★仕事のやりがいや今後の目標についてお聞かせください

徳田 宣幸 放課後等デイサービスの業務に携わっていると、子どもたちの「できること」が一つひとつ増えていく過程を近くで見ることができます。子どもたちの「できた!」を保護者の方々やスタッフらと共有できることは本当に嬉しく思えます。

保護者のなかには一人で悩みを抱えている方も少なくありません。こうした保護者の方に寄り添い、心の声に耳を傾けるのも児発管としての役割だと思っています。

今後も児発管の資格をフルに活かし、子どもたちが成功体験を積んで自信につなげられるような支援に力を注いでいきます。

松岡 由樹 今年3月に実施した子ども事業部の4事業所の合同運動会で実行委員として企画・運営に携わりました。運動会当日、子どもたちが元気いっぱい楽しそうに走る姿にとても感動しました。保護者の方々にも子どもたちの成長を喜んでいただくことができ、この仕事に就いて本当によかったと心から思えました。また、他の事業所のスタッフとの交流や情報交換ができたのも貴重な経験でした。

これからも子どもたちが心地よいと思える “居場所”づくりに努め、その子の成長を促す支援のためのスキルを身に付けていきたいと思います。

スタッフ間で利用児らの情報共有を行いながら支援の方向性を検討



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