寿楽温泉は、健康を考えた「ぬるめの温度設定」。

2023年9月25日

2023年2月26日から

北一本通商店街にある「寿楽温泉」をリニューアルし、南港病院が運営しています。

 

寿楽温泉は、健康を考えた「ぬるめの温度設定」。

健康のためには、ぬるめの湯船に 10~20 分入ることをおすすめします。

お湯が熱すぎると交感神経を刺激してしまい、リラックスや免疫力の向上も期待できません。

「ぬるめの湯」がもたらす効果についてお話しましょう。

 

1. 湯冷めしにくい

人間の身体は体温を一定に保とうとする働きがあります。お風呂に入ると体温が上昇し、

入浴後は逆に発汗などで体温を下げようとします。

40 度のお風呂と 42 度の熱いお風呂にそれぞれ 10 分間入ってもらった場合、

熱いお風呂に 入った人のほうが体温の低下が早いというデータもあります。

入浴直後は 42 度のほうが 体温は高いのですが、30 分後には 42 度のお風呂の人のほうが体温は低くなってしまいます。

だから、40 度以下のぬるめのお風呂にゆっくりと浸かることで、血管を広げ血液循環も良くなり、

身体の芯が温まり、湯冷めを防ぐことができるのです。

 

2. 冷え性や肩こりを改善し、よく眠れるようになる

ぬるめのお風呂に入ると、血圧は低下し内臓が活発に動くようになります。

その結果、筋肉が緩みリラックス(副交感神経優位)できる、冷え性や肩こりなどの改善効果が 期待できます。

一方で熱いお風呂は血圧が上昇して筋肉は緊張し、 興奮状態(交感神経優位)になります。

つまり、ぬるめのお風呂は眠れない時や疲れた時、 食欲がない時といった身体を休めたいときに最適です。

熱めのお風呂は目を覚ましたい時や シャキッとしたい時など、これから活発に活動する前に入ると良いでしょう。

 

3. 脂肪が燃焼しやすくなり、効率良いダイエットを実現
毎日 40 度のお風呂に正しく 10 ~ 15 分間入ることで基礎体温は 0.5 ~ 1 度くらい上がります。

シャワーだけではなく、湯舟に浸かることで冷え性は改善し効率的に脂肪が燃焼できる 身体になります。

 

4. 水圧の効果でむくみを解消

肩までお湯に浸かった時のお腹は水圧で数センチ縮まり、血液やリンパの流れを改善し、

老廃物や水分が流されてむくみ解消ができます。

しっかりと水圧がかかるように「半身浴」ではなく、「全身浴」をおすすめします。

 

5. 汗をかくことで老廃物を排出

人間の老廃物は便や尿、リンパを通して汗として出されています。

入浴前にはコップ 1 杯 (200ml) の 水を飲んでください。

お風呂は汗をかきやすい環境なので、水を飲んだことでより汗をかき、 老廃物の排出効果が上がります。

そして、入浴後にはたくさんの汗をかくのでしっかりと 水分補給することが大切です。

 

6. 自立神経が安定し食欲コントロールができる

人間はストレスが溜まると自律神経が乱れます。

自立神経が乱れると食欲を抑えるホルモン 「レプチン」が減少します。そんな時は 40 度のお風呂にゆっくりと入りましょう。

入浴の浮力効果で筋肉の緊張がほぐれ副交感神経が優位になり、食欲を抑えるホルモンの分泌が安定。

食欲をコントロールできるようになります。

 

7. ヒートショックプロテインを増やし、肌の調子を整える

「ヒートショックプロテイン」とは細胞の損傷を防ぐタンパク質のことで、老化やストレスなどで

損傷した細胞を修復・整備する働きを持っています。

40 度のお風呂に 20 分程度浸かることで ヒートテックプロテインが増え、中性脂肪を減少させてくれたり、

肌の調子を整えてくれたりします。

 

【まとめ】
* 熱いお風呂に入ると血圧や心拍数も上がり心臓に負担がかかるので注意が必要。

* 40 度のお風呂に 10 ~ 20 分程度ゆっくりと浸かると湯冷めしにくい。熱いお風呂は湯冷めをしやすい。

* ぬるめのお風呂は眠れない時や疲れた時、逆に熱めのお風呂は目を覚ましたい時や

シャッキとしたい時などにおすすめ。

* 40 度のお風呂にゆっくり入ることで基礎代謝が上がり、むくみも解消して老廃物も排出できる。

また、食欲のコントロールもでき、ヒートショックプロテインを増やし、ダイエットの効果も 上げることができる。

リラックス効果でよく眠れるなど、さまざまな効果が期待できます。

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