「職員紹介」南港病院 リハビリテーション科 理学療法士

2022年8月24日

 

南港病院 リハビリテーション科 理学療法士/wellness lab KITAKAGAYA フィットネスリーダー杉本さん



 

★入職を決めたきっかけは?

 

 セラピストを目指したのは、高校時代にヒトと深く関わりを持ち寄り添う事ができる仕事に就きたいと志を持ち、恩師より勧められた事がきっかけでした。

 

 

現在の仕事の内容ややりがい

 

 現在、リハビリテーション科主任として、急性期病棟担当チームの管理を行うとともに、リハビリテーション科全体の教育係として携わっております。また、法人グループの新規事業である健康予防増進に係る複合施設「wellness lab Kitakagaya」のフィットネス部門の立ち上げに関わらせて頂いています。

 仕事における一番のやりがいは、患者・利用者様と喜びを共有できることです。リハビリ支援チームの一員としての関わりの中で、「できる」ことの喜びを共有し、患者・利用者様から感謝のお言葉をかけていただけるときが、この仕事に就いていることに対し喜びを感じるとともに誇りに感じる瞬間です。

 

 

wellness lab Kitakagyaについて-

 

★最初に任命を受けた時の心境

 

 私が南港病院に勤めるきっかけとなったのが、2020年度に法人で開設予定をしていたリハビリテーションの保険外サービス事業でした。

 当時、私は前職で患者様の診療にあたる中で、機能改善に十分満足できないまま退院を余儀なくされた方や、慢性的な身体的問題を抱えながら、公的保険である医療保険・介護保険では十分にカバーしきれず、その状況に窮する方とたくさん出会う機会がありました。その中で、こういった「リハ難民」と呼ばれる方々の受け皿となれるような保険外のリハ提供サービスに興味をもつようになり、前職を離れ南港病院に勤めさせていただく経緯となりました。

 しかし、当時新型コロナウイルスの流行が急速に進み、事業開設が見送りとなり、現在までこのような事業との関わりはありませんでしたが、改めてお声がかかった際にはその思いが蘇り、身が引き締まる思いでした。

 

 

★オープンに向けての取り組みで楽しい事や困っている事

 

 実際に開設準備が始まると、セラピストとして診療技術の提供を中心に取り組んできた自分にとって畑違いの課題に、「経営戦略??」「営業戦略??」と困惑の連続、なんとか形にした事業計画も二転三転、最終的には自費リハビリテーションではなくサイクル特化型のフィットネスと、“頭の中がてんやわんや”というのが実際のところです・・・。

 しかし、科長や関連する部署の方々の丁寧な指導を賜りながら、新しい事にチャレンジ出来る事や、開設に向けて骨組みができあがり、そこに肉付けされていく過程の中で、たくさんの方に利用していただける事を想像すると非常に楽しみであり、やりがいを感じています。

 

 

★どういうものにしたいか?

★wellness labのファンに★

 

 厚生労働省による「健康寿命延伸プラン」においては、人生100年時代の安心の基盤は「健康」であるとされています。その中で、wellness labを利用される方々が、「健康」に関するライフステージの様々な変化に直面しても、安心して健康と向き合えるように、利用者の一人ひとりと伴走しながらサポートできる施設にしたいと考えています。

 そこには、健康づくりに取り組もうとwellness labを利用する方々が、生活の中でどんな課題を感じているのか、潜在的なニーズを深堀し柔軟なサービスにて対応していく事が必要になるかと思います。その中で、法人グループの各セクションとの協力体制を敷き、多様なサポート体制をとることで、たくさんの利用者の方々がwellness labのファンになっていただけるような取り組みをしていければと思っています。

 また、法人内スタッフにおいても、福利厚生の中で多くの方にご利用をいただき、ユーザー側としてwellness labの魅力を感じ、周りの方々にお伝えいただけるような仕組みの中で、ヴィジョン形成に繋がればと考えています。

 まずは、この事業を成功させようという思いでいる皆様と共調し、より良い事業となるように懸命に食らいついていく所存です。

 

 

★加賀屋の町にある事によってどういう影響があるか?

★地域の健康に関する包括的窓口とコミュニティーのハブとなること★

 

 wellness labフィットネス事業においては、身近な地域で楽しく健康予防・増進に取り組んでいただける施設を目指していますが、近年、地域においての絆や人とのつながりが豊かなほど、住民の健康状態がよいことが報告をされています。

 そんな中で、wellness labが健康に関心を持った地域住民のコミュニティーハブとなり、健康に関する相談窓口の機能を担うことで、たくさんの人のつながりと地域の情報を交流させ、「地域になくてはならない存在」となり、地域の人々の健康行動の変容に影響を与えることができる事業となればと考えています。

 

★今後の目標を教えてください。

★地域に貢献できるセラピストに★

 

 リハビリテーションマインドに基づき、専門性・人間性豊かな人材の育成に尽力し、リハビリテーション科として質の高い診療を提供できるようなチーム作りに貢献していきたいです。また自身としても、wellness lab フィットネス事業への関わりをはじめ、地域の包括的な支援に対し、セラピストとしての専門性を生かし、地域貢献を果たせる役割を考え続けるセラピストを目指していきます。

 

★座右の銘はありますか?

 

「 一期一会 」

 

 南港病院とご縁のあったきっかけは、理学療法士として職に就いたばかりの頃にお世話になった、現・リハビリテーション科科長とのご縁でした。また、理学療法士としての17年のキャリアの中でも、たくさんの患者様や、関係する方々と出会い、巡り合わせの中で職能者としても人としても大きく成長できたように感じます。

これからも出会いに感謝するとともに「一期一会」のご縁で出会った皆様と共に働き共調し、ご利用者様に寄り添うことで、学び成長できるように尽力したいと思います。




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