「職員紹介」リーダー・社会福祉士

2025年12月2日

パレット南加賀屋 リーダー・社会福祉士 藤岡 拓未(ふじおか・たくみ)

藤岡拓未リーダー

南港病院グループの特定非営利活動法人トロワ・アルブルが運営する放課後等デイサービス「パレット南加賀屋」には、小学6年生から高校2年生までの子どもたちが利用しています。

当事業所のリーダーは、強いこだわりを抱いたまま思春期を迎えた子どもたちに寄り添いながら彼らの成長のサポートに努めています。

子どもたちへの適切な支援のために自己研鑽を重ねたい

★パレット南加賀屋に入職したきっかけについてお聞かせください

大学生のとき、ボランティアサークルに所属して幼稚園で幼児体育の指導などに携わっていました。もともと子どもが好きでスポーツも得意だったことから私自身はボランティア活動を楽しんでいたのですが、子どもたちのなかには集団活動に馴染めずに輪から外れる子もいました。そんな子たちの支援に関心を抱くようになり、大学卒業後は専門学校で児童福祉について学びました。その後、専門学校の先生からの紹介で南港病院グループの放課後等デイサービスに見学に訪れた際、法人内の4事業所が子どもたちの年代に合わせた支援を専門的な観点から行っていることに共感し、「ここに入職したい!」と心の底から思いました。そして、この強い思いが叶い、2023年に入職に至りました。

★現在携わっている業務で心がけていることは何ですか?

現在は現場のリーダーとして子どもたちの学習・活動の支援や送迎などの業務に携わっています。子どもたちの個性が多岐にわたっているので、活動のプログラムの選択肢を増やすようにしています。たとえば、集団活動が苦手な子には2人1組でのゲームを通じて他者とのコミュニケーションに慣れるように促したり、空間認知能力を鍛える必要がある子には紙コップタワーを活用したりしています。他にも筋力を高めるためにストレッチや体幹トレーニングなども取り入れています。

当事業所を利用している子どもたちは、日々の生活の中で過ごしにくさを感じることがあるようですが、ここではルールのなかでできるだけのびのびと過ごしてもらいたいと思っています。

体幹トレーニングに備えてスタッフと共に事前練習

★仕事のやりがいや今後の目標についてお聞かせください。

子どもたちの近くで一人ひとりの日々の成長を見守るのが楽しみです。特に周囲にやさしくなったときは徐々に社会性が芽生えてきていることが実感できます。この先、彼らが年齢を重ねていく中で好きなこと、得意なこと活かせる力を身につけることができ、充実した時間を過ごせるよう支援に努めていきます。

昨年、当事業所の子どもたちが手話とダンスを組み合わせたイベントの近畿地区予選を勝ち抜き、「第2回全国手話ダンス甲子園」出場の切符を手にしました。残念ながら全国大会では入賞に至りませんでしたが、子どもたちがチームワークを大切にしながら頑張ったことを本当に嬉しく思いました。

今後は自分自身のスキルアップとして児童発達支援管理責任者の資格取得をめざし、より適切な支援で子どもたちに寄り添っていきたいと考えています。

子どもたち一人ひとりの支援についてスタッフ間で検討


一覧へ戻る